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2024年7月中旬号

健保連は5日の第530回理事会で、令和5年度の事業報告や一般会計収入支出決算、交付金交付事業特別会計収入支出決算など24議案を審議し、いずれも原案どおり了承した。理事会の決定事項を除き、26日に開く総会に諮り正式に決定する。

健保連・第530回理事会
宮永会長 全世代納得の制度へ改革訴求
組合の安定運営確保が不可欠

健保連は5日、第530回理事会を開いた。冒頭あいさつした宮永俊一会長は、団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年を来年に控え、医療費が増加する一方、社会保障制度の支え手である現役世代は減少傾向にあると指摘。そのうえで、「給付は高齢者中心、負担は現役世代中心」というこれまでの仕組みを改め、全世代が納得して負担し合える制度となるよう、改革を訴えていく決意を表明した。国民皆保険を守るためには、医療保...

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河本専務理事が情勢報告
7年度政府予算 確実な確保と増額要望

健保連の河本滋史専務理事は5日の理事会で、最近の情勢を報告した。年内の主な検討・対応事項にかかる主要なスケジュールを説明するなかで、令和7年度の政府予算や補正予算の策定時期を焦点に、健保組合への支援として今年度予算で増額された430億円について、確実な確保とさらなる増額を要望していく方針を明らかにした。子ども・子育て支援や医療DXに関する健保組合の取り組みに対する支援も合わせ、引き続き、補助額の確...

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医療保険部会が適用拡大を議論
懇談会まとめに保険者が意見

社会保障審議会医療保険部会(田辺国昭会長)は3日、「働き方の多様化を踏まえた被用者保険の適用の在り方に関する懇談会」の「取りまとめ」について議論した。本懇談会は、①短時間労働者に対する被用者保険の適用範囲②個人事業所に係る被用者保険の適用範囲③複数の事業所で勤務する者、フリーランス、ギグワーカーなど、多様な働き方を踏まえた被用者保険─の在り方を主な議題として、被用者にふさわしい保障の実現、働き方や...

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被用者保険の適用在り方懇談会
「取りまとめ案」を大筋了承
年末までに関係審議会で検討

「働き方の多様化を踏まえた被用者保険の適用の在り方に関する懇談会」(座長・菊池馨実早稲田大学理事・法学学術院教授)は1日、「議論の取りまとめ(案)」を大筋で了承。厚生労働省は3日に、「議論の取りまとめ」をホームページで公表した。今後は、「議論の取りまとめ」の内容を踏まえつつ、社会保障審議会医療保険部会・年金部会等の関係審議会で検討を進め、年末までに被用者保険の適用の在り方に関する方向性を固める方針...

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医療DX加算のヒアリング受け
中医協 診療報酬上の対応を議論
支払・診療側の意見二分

中央社会保険医療協議会(小塩隆士会長)は3日の総会で、医療DXの推進にかかる診療報酬上の対応について議論した。この日の会合では、厚生労働省が「医療DX推進体制整備加算に係るヒアリング」の結果を報告した。ヒアリングは、令和6年6月20~27日にかけて、13病院、10医科診療所、10歯科診療所、11薬局開設者(全国チェーン6法人、 地域チェーン5法人)を対象に実施。ヒアリング対象のマイナ保険証利用率は...

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特定機能病院のあり方検討会
年内を目途に取りまとめ
松本理事 承認要件に先進性と網羅性を

「特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」(座長・松田晋哉産業医科大学医学部公衆衛生学教室教授)は3日、令和元年以来5年ぶりとなる会合を開き、特定機能病院の承認要件のあり方について議論した。この日の会合で厚生労働省は、特定機能病院における①医療提供②医療技術の開発・評価等③医療に関する研修等④大学附属病院本院と同分院⑤「特定領域型」の取り扱い─の現状を踏まえた論点を提示。次回以降...

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7月5日付・厚労省人事異動
事務次官に伊原氏を登用
鹿沼保険局長、森光医政局長

武見敬三厚生労働相は6月28日の閣議後記者会見で、7月5日付で発令される同省局長級以上の人事異動を明らかにした。厚労事務次官に伊原和人氏(保険局長)を登用。厚労審議官の田中誠二氏、医務技監の迫井正深氏、大臣官房長の村山誠氏、健康・生活衛生局長の大坪寛子氏、医薬局長の城克文氏、職業安定局長の山田雅彦氏、政策統括官(統計・情報システム管理、労使関係担当)の森川善樹氏、中央労働委員会事務局長の奈尾基弘氏...

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医療保険関係の厚労省人事
榊原氏が医療保険担当審議官
保険課長に佐藤氏が就任

厚生労働省の5日付の人事異動で、大臣官房審議官(医療保険担当)に榊原毅大臣官房付(内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)併任、デジタル庁統括官付審議官併任)が、大臣官房審議官(医療介護連携、データヘルス改革担当)に神ノ田昌博環境省大臣官房環境保健部長が就任した。前任の日原知己大臣官房審議官(医療保険担当)は社会・援護局長に就任。須田俊孝大臣官房審議官(医療介護連携、データヘルス改革担当)は辞職し...

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5年社会医療診療行為別統計
医科診療1件当たり点数 入院1.6%増、入院外0.0%減
調剤は毎年薬価改定で減少

厚生労働省は6月26日、「令和5年社会医療診療行為別統計」の結果を公表した。NDBに蓄積されている5年6月審査分の医科、歯科、薬局調剤のレセプト全数を集計し、前年と比較したところ、医科診療のレセプト1件当たり点数は、入院は前年度比1.6%増、歯科診療は0.1%増となる一方、新型コロナウイルス感染状況の収束や5類感染症への移行による診療報酬上の特例措置の縮小により、入院外は同0.0%の微減となり、前...

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支払基金が5年度診療報酬を確定
前年度比 件数3%増、金額4%増
健保組合の金額は4.8%増

社会保険診療報酬支払基金(神田裕二理事長)は6月25日の記者会見で、令和5年度の診療報酬確定状況を公表した。件数は前年度比3.4%増の13億476万件、金額は同3.7%増の14兆9338億円に上昇。新型コロナウイルス感染症が流行する前の元年度に比べ、件数は13.5%、金額は15.1%それぞれ増加した。医療保険の金額は前年度比4.6%増(元年度比16.4%増)の12兆181億円で、コロナ禍前と比較し...

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