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第4回 自分たちでも制度を守ろう! 負担軽減のためにできること

増え続ける高齢者医療費。それによる現役世代の過重な負担。この問題の解決のためには、国による医療保険制度の仕組みそのものの見直しが必要です。しかしながら、人任せで待っているだけでは本当の解決にはなりません。医療費を抑制するために、私たち一人ひとりができる方法があります。今回はその方法をいくつかご紹介します。

① はしご受診・コンビニ受診をやめよう!

同じ病気で、複数の医療機関を転々と渡る「はしご受診」。行く先々で同じ検査を受けるのは医療費の無駄になり、薬の重複による副作用などの危険性もあります。また、急病でもないのに時間外や深夜、休日に受診する「コンビニ受診」。割増料金がかかるばかりでなく、救急医療の妨げにもなりますので、緊急性がない場合は時間内受診を心がけましょう。

② ジェネリック医薬品を利用しよう!

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が切れた後に、新薬と同じ有効成分を使用し、効き目・安全性が新薬と同等であることを国が厳しく審査し承認された医薬品のことです。ジェネリック医薬品は新薬に比べ3割以上、なかには5割以上安くなるものもあります。

2024年10月からは、ジェネリック医薬品のある一部の新薬(ジェネリック医薬品の発売から5年以上のもの、置き換え率が50%以上のもの)を、医療上の必要性がないのに希望した場合は、患者の負担が増える仕組みも導入されています。

薬代が安く済むだけでなく、医療費の抑制にも大きく貢献できるジェネリック医薬品。お医者さん・薬剤師さんにジェネリックのことを聞いてみましょう。

例えば、脂質異常症の薬(プラバスタチンナトリウム10mg)を1年間服用した場合

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