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2020年10月上旬号

健保連は9月24日、東京国際フォーラムで第506回理事会と第208回臨時総会を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえた事業執行の見直しに伴う、令和2年度事業計画の変更と収入支出変更予算などについて審議し、いずれも原案通り了承した。

第208回臨時総会
宮永会長 現役世代負担軽減へ改革を実現
コロナ対応で健保組合に財政支援を

健保連は9月24日、東京千代田区の東京国際フォーラムで第208回臨時総会を開催した。4月の健保連会長就任以降、初めてあいさつに立った宮永俊一会長は、新型コロナウイルスの感染拡大による陽性者数の増加、経済の低迷、全世代型社会保障検討会議の最終報告の取りまとめの延期など、この半年間を振り返ったうえで、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に入り始めて高齢者医療費が急増する「2022年危機」に備えるには、来年の通常国会へ...

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健保連理事会・臨時総会
事業計画・予算の変更を了承

健保連は9月24日に開催した理事会と臨時総会で、令和2年度事業計画の変更と収入支出変更予算について審議し、いずれも原案どおり了承した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、健保連は一部の事業を変更または縮小、中止・延期することとし、事業計画と予算の変更を行った。変更する事業は、▽健保組合全国大会や各種会議の中止▽広報事業の見直しと実施時期の集中化▽集合型の研修会を中止し動画配信に変更─など。新規に...

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健保連・都道府県連合会長会議
自民党議連との意見交換を実施
拠出金負担の軽減などを要望

健保連の都道府県連合会長会議が9月24日、東京国際フォーラムで総会終了後に開かれ、今後の要請活動の展開等について協議した。同会議では今般設立された自民党「国民皆保険を守る国会議員連盟」の鴨下一郎会長があいさつをし、その後、同議連の丸川珠代幹事長、村井英樹事務局長との意見交換等も実施した。鴨下会長はあいさつのなかで、健保組合と現役世代の意見を汲み取りつつ、政策を検討する自民党の有志議員がひとつにまとまり...

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デジタル改革関係閣僚会議が初会合
「デジタル庁」創設 年内に基本方針
オンライン診療等を規制緩和

政府は9月23日、デジタル化の推進に向けて、菅義偉首相と全閣僚が出席する「デジタル改革関係閣僚会議」の初会合を官邸で開催した。菅首相は、強力な司令塔機能を有する「デジタル庁」を創設するための検討を加速し、年末に基本方針を策定したうえで、来年の次期通常国会に必要な法案を提出する意向を示した。この日の会合では、平井卓也デジタル改革担当相から、デジタル化の現状について説明があり、新型コロナウイルス感染症の感染...

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総合組合の令和元年度決算
赤字組合が増加、全体の37%

全国総合健保組合協議会(会長・高井昌史出版健保組合理事長)はこのほど、会員243組合の令和元年度決算概要をまとめた。元年度の経常収支差引額は726億円の黒字を計上した。4年連続の黒字決算となったが、黒字幅が縮小し、前年度に比べ17.2%、151億円減った。赤字組合は、会員組合の37%に相当する90組合(前年度比23組合増)に達し、赤字額は193億円に上る。元年度の平均保険料率は、同0.04ポイント増の97.71‰(事業主50.16‰、被保険者47.55‰)となった...

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厚労省・令和3年度予算概算要求
一般会計総額は約33兆円
新型コロナ対応等は別途要望

厚生労働省の令和3年度予算概算要求は、一般会計が総額32兆9895億円で、2年度当初予算を34億円上回り、概算要求の段階で過去最大規模となった。このうち、医療、介護、年金などの社会保障関係費の国庫負担は高齢化に伴う自然増を勘案せずに、前年度と同額の30兆8562億円を計上した。これに加え、新型コロナウイルス感染症への対応など緊要な経費については、金額を示さず項目のみ別途要望する「事項要求」とし、年末の予算編成過程で検...

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社保審・医療保険部会
次回以降、具体的検討に着手
後期2割などの論点まとめる

厚生労働省は16日に開催された社会保障審議会の医療保険部会(部会長・遠藤久夫学習院大学経済学部教授)に、医療保険制度改革に向けたこれまでの意見をもとに検討にあたっての考え方や論点をまとめた資料を提出した。次回以降、焦点の後期高齢者の窓口負担割合の見直しなど各項目に沿って、具体的な検討に着手することになる。今後、全世代型社会保障検討会議の最終報告を視野に、年内の意見の取りまとめを目指すこととなるが、後...

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