HOME > けんぽれんの刊行物 > 健保ニュース > 2019年6月下旬号

健保ニュース

健保ニュース検索

2019年6月下旬号

厚生労働省は12日、社会保障審議会の医療保険部会を開き、骨太方針や成長戦略実行計画の原案を報告したほか、今国会で成立した改正健康保険法等にもとづく具体的な施策などを提示した。

被扶養者国内居住要件の省令案を了承
就労以外の一時渡航を例外認定
来年4月時点で入院中は経過措置
医療保険部会

社会保障審議会の医療保険部会(部会長・遠藤久夫国立社会保障・人口問題研究所所長)は12日、健康保険の被扶養認定に関する厚生労働省令の改正案を了承した。健保法改正で追加された国内居住要件の例外として、留学生、海外での出産や結婚を含めた赴任同行家族、ワーキングホリデーや青年海外協力隊など就労以外の一時渡航者について、日本に生活の基礎があるとして被扶養認定する一方、医療滞在ビザと観光・保養目的のロングステ...

... 続きを読む

骨太方針など閣議決定
全世代型社会保障を構築
疾病予防 健保組合は支援金加減算

政府は21日の臨時閣議で、「経済財政運営と改革の基本方針2019(骨太方針2019)」をはじめ、「成長戦略実行計画」、「規制改革実施計画」など今後の政権運営の指針とする関連計画を決定した。今年の骨太方針は、成長戦略実行計画にもとづく全世代型社会保障への改革などを主要政策とした。全世代型社会保障への改革は、人生100年時代に対応して、70歳まで働けるよう、高齢者の就労拡大を法制上整備することや、健康を安心の基盤として疾病...

... 続きを読む

財政審が令和最初の建議
社会保障改革「手綱緩めるな」
2022年より前に対応必要

財政制度等審議会(会長・榊原定征東レ特別顧問)は19日、中長期的な視点で取りまとめた意見書「令和時代の財政の在り方に関する建議」を麻生太郎財務相に提出した。高齢化がピークを迎えた後に社会保障費の伸びが落ち着くとの見方に対して、「75歳以上の人口は2040年以降も一貫して増加していくことが見込まれており、伸びが自動的に抑制されると仮定することは適切でない」と釘を刺し、支え手が減少する見通しのなかで「社会保障改...

... 続きを読む

厚労省が医療保険者向け説明会
オンライン資格確認の準備作業
保険者メリット 過誤請求、証類発行の軽減

厚生労働省は17日、東京・大田区産業プラザで、健保組合関係者などを対象に「オンライン資格確認等システムの導入並びに医療保険者等向け中間サーバー等の更改に関する説明会」を開催し、保険者の準備作業などを解説した。今国会における改正健保法等の成立を受け、令和2年度末から順次、マイナンバーカードや被保険者証を用いて医療機関等の窓口で加入者の資格をオンラインで確認する仕組みが導入されることとなり、これと合わせて...

... 続きを読む

佐野副会長 給付と負担を早期議論
適用拡大と合わせて任継制度も論点

社会保障審議会の医療保険部会は12日、政府が取りまとめる今年の経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針2019)や成長戦略実行計画の原案について、意見交換した。健保連の佐野雅宏副会長は給付と負担の見直しに向けて、「骨太方針2020で取りまとめるということで、骨太方針2019ではあまり触れられていないが、健保連としては団塊の世代が後期高齢者になり始める2022年が大きなポイントで、2022年危機が起きるのではないかと危惧している」と指...

... 続きを読む

個人番号カードで佐野副会長が要望
保険者に配慮した取得促進策

厚生労働省は12日、閣僚会議のマイナンバーカード普及促進方針を社会保障審議会の医療保険部会に報告した。健保連の佐野雅宏副会長は、保険者から加入者にマイナンバーカード取得を促す考え方が示されたことを受け、「マイナンバーカードの普及促進があたかも保険者の責務であるかのような印象を受ける」と述べ、「国民、企業・事業主の認識に働きかける部分も相当必要。国として利用拡大をめざす取り組みを進めてもらいたい」と主...

... 続きを読む

厚労省・14日付後発品収載
「バイオセイム」第1号が登場
新規5成分のうち3つでAG

厚生労働省は14日、新たな後発医薬品として内用薬55成分181品目、注射薬12成分30品目、外用薬24成分53品目の合計86成分264品目を薬価収載した。初めての後発品は腎性貧血治療薬「ダルベポエチンアルファ」、統合失調症治療薬「ブロナンセリン」、がん疼痛治療薬「オキシコドン」、アレルギー性鼻炎治療「モメタゾン」、緑内障治療薬「トラボプロスト・チモロール」の5成分48品目だった。このうちブロナンセリン、ダルベポエチンアルフ...

... 続きを読む

令和元年版高齢社会白書
75歳以上人口が65~74歳を上回る
「70歳から支えられる側」が8割

政府は18日の閣議で、令和元年版高齢社会白書を決定した。平成30年10月1日現在の総人口は1億2644万人で、このうち「65~74歳人口」は1760万人、「75歳以上人口」は1798万人となり、初めて「75歳以上人口」が「65~74歳人口」を上回った。65歳以上の高齢者人口は3558万人、高齢化率は28.1%で、ともに過去最高を更新した。高齢社会白書は、▽高齢化の状況▽平成30年度高齢社会対策の実施状況▽令和元年度高齢社会対策─の3つの章で構成。特集...

... 続きを読む

バックナンバー

けんぽれんの刊行物
KENPOREN Publication

2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年