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健保ニュース

健保ニュース 2025年2月下旬号

5年度特定健診・保健指導実施率
健保組合 健診81%、保健指導34%

健保連は13日、令和5年度の「特定健診・特定保健指導の実施状況」(速報版)を公表した。それによると、特定健診の実施率は前年度に比べて0.5ポイント上昇の80.8%、特定保健指導の実施率は同0.7ポイント上昇の33.9%だった。

調査は、データ提供のあった1118組合における5年度の特定健診・特定保健指導データをもとに、特定健診・特定保健指導の実施率やメタボリックシンドローム該当者・予備群の割合、「高血圧症」「脂質異常症」「糖尿病」の治療にかかる薬剤の服用者の割合などをまとめた。

健保組合における5年度の特定健康診査の対象者数は979万4790人、受診者数は791万2396人、実施率は全体で80.8%(対前年度比0.5ポイント上昇)だった。

被保険者は、受診者数が683万7033人、実施率は90.4%(同0.1ポイント低下)。被扶養者は、受診者数が107万5363人、実施率は48.1%(同0.6ポイント上昇)となり、被扶養者の実施率は前年度を上回った。

また、特定保健指導の対象者数は141万9191人、終了者数は48万593人、実施率は全体で33.9%(同0.7ポイント上昇)だった。このうち実施率は、被保険者34.8%(同0.7ポイント上昇)、被扶養者18.6%(同0.4ポイント上昇)となった。

メタボ該当者の割合は、被保険者が16.5%、被扶養者が4.9%、全体で14.9%(同0.1ポイント上昇)。年齢階級別に被保険者のメタボ該当者をみると、70~74歳(27.5%)、65~69歳(25.8%)、60~64歳(23.1%)の順で高かった。

一方、被扶養者における年齢階級別のメタボ該当者割合は、70~74歳(13.1%)、65~69歳(10.2%)、60~64歳(8.0%)の順。被保険者と被扶養者のいずれも、年齢階級が高まるにつれメタボ該当者割合が高まる傾向にあった。メタボ予備群の割合は、被保険者が13.8%、被扶養者が4.6%、全体で12.5%(同0.2ポイント低下)となった。

服薬の状況は、高血圧症の治療にかかる薬剤を服用している者の割合は被保険者17.7%、被扶養者11.2%、全体で16.8%(同0.3ポイント上昇)。脂質異常症は被保険者12.5%、被扶養者12.2%、全体で12.4%(同0.3ポイント上昇)。糖尿病は被保険者5.4%、被扶養者2.2%、全体で5.0%(同0.1ポイント上昇)だった。

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