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健保ニュース 2024年11月下旬号

健保組合事業への永年の功績称え
6年度厚生労働大臣表彰式を開催
関係者53名を表彰

厚生労働省は18日、東京都港区のベルサール虎ノ門で「令和6年度健康保険組合関係功績者厚生労働大臣表彰式」を開催した。被保険者とその家族の健康づくりや適用・給付業務など健保組合事業に携わり、医療保険制度の発展に貢献した53名が表彰を受けた。表彰式では、厚労省の鰐淵洋子厚労副大臣があいさつし、受賞者の永年にわたる功績に敬意を表した。また、将来にわたり国民皆保険を堅持していくため、すべての世代が安心できる全世代型社会保障制度の構築が重要と強調し、改革に対する健保組合の理解と協力を呼びかけた。続いて、受賞者を代表して、産業機械健保組合の高梨匡司常務理事が表彰状を受け取り、兵庫県信用金庫健保組合の飯島景子常務理事が優れた保険者機能を発揮して日々努力を重ねるとの意向を示し謝辞を述べた。健保連の宮永俊一会長は、受賞者の功績を称えるとともに、現役世代の負担が限界を超えないよう改革を訴求。全国2800万人の加入者の健康と安心を守り支えるため、保健事業などを通じて優れた保険者機能を発揮し、誰もが健康で活躍できる社会の創出に努める決意を表明した。

健保組合の発展に尽力

令和6年度の健保組合関係功績者厚生労働大臣表彰は、健保組合の常務理事、事務長、事務職員など53名に表彰状を授与した。

厚労省から鰐淵厚労副大臣、鹿沼均保険局長らが壇上に列席。健保連からは宮永会長、佐野雅宏会長代理をはじめ役員が参列した。

表彰式の冒頭、鰐淵厚労副大臣があいさつし、長年にわたる健保組合の運営とその発展への尽力に敬意を表した。他方で、近年急速に進展する高齢化や医療の高度化により医療費が増加し続けるなか、将来にわたり国民皆保険を堅持するために、全世代型社会保障制度の構築が重要と強調。健保組合の理解と協力を呼びかけた。

また、課題に対応するため、健保組合で6年度から開始している第3期データヘルス計画など、1人ひとりの健康寿命の延伸をめざした予防健康づくりの取り組みを推進して、誰もが長く元気に活躍できる社会構築の必要性を訴えた。

続いて、受賞者53名全員の氏名が紹介された後、産業機械健保組合の高梨常務理事が受賞者を代表して鰐淵厚労副大臣から表彰状を受け取った。

これに続き、兵庫県信用金庫健保組合の飯島常務理事が感謝の意を表した。医療費の負担が年々増加し、財政赤字の傾向はさらに強まることを危惧しつつ、コラボヘルスやデータヘルス計画などの保健事業の推進による健康づくりなど優れた保険者機能を発揮し続けることで、誰もが健康で活躍できる社会を支える決意を述べた。

健保連の宮永会長は、受賞者にお祝いと感謝の言葉を述べるとともに、急激な少子高齢化により国民皆保険制度は大きな転機を迎えていると指摘。これまで支え手となってきた現役世代の負担が限界を超え、制度の存続が危ぶまれる事態に陥ることを懸念し、すべての国民が能力に応じて負担し、支え合う、全世代型社会保障の構築に向けた改革を訴えた。

健保組合は、全国2800万人の加入者の健康と安心を守り、支えるため、優れた保険者機能を発揮し、加入者のニーズを踏まえたデータヘルスやコラボヘルスなど、健康寿命の延伸に向けた保健事業の展開や、医療の質の向上と効率化に資する医療DXの推進などを通じて、誰もが健康で生き生きと活躍できる社会の創出に努めると強調した。

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