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健保ニュース 2024年10月上旬号

現役世代を守るための改革断行を
全国大会の開催要領を決定
スローガン 持続可能な制度など4項目

健保連は、9月20日に開いた理事会で、令和6年度健康保険組合全国大会の開催要領を決定した。今年の全国大会も昨年と同様、対面形式に加えて、オンライン視聴も可能なハイブリッド形式とする。

今回の大会テーマは、「現役世代を守るための改革断行を!-2025年を乗り越え、未来につながる皆保険制度に-」とした。

スローガンは、▽皆保険を全世代で支える持続可能な制度の実現▽医療の効率化に資する医療DXの推進▽安全・安心で効果的・効率的な医療提供体制の構築▽健康寿命の延伸につなげる健保組合の役割強化─の4項目を設定し、全国大会で健保組合の総意として決議する。

スローガンとそれを踏まえた決議(案)は、団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年を目前に控えた本年を極めて重要な年に位置づけ、「国民皆保険制度」を次世代に残していくために、「現役世代の負担軽減」や「世代間の給付と負担のアンバランス解消」などが不可欠と強調。「負担は現役世代、給付は高齢者」という従来の仕組みを改め、全世代が納得して負担し合う持続可能な制度とするためにも、改革を断行していかなければならないと主張した。

合わせて、適切な医療サービスを確保し質を向上させていくためには、医療機能の分化・連携の強化は必須であり、「かかりつけ医制度」の構築など、国民にとって安全・安心で、効果的・効率的な医療提供体制を構築していかなければならないと明記。

なかでも、医療DXはわが国において不可欠な施策であり、医療DXの重要な基盤となるマイナ保険証を基本とする仕組みへの移行を12月に控えるなか、「電子処方箋の普及」、「全国医療情報プラットフォームの創設」、「電子カルテ情報の標準化」を推進し、社会生活に浸透させていく必要があると訴えた。

また、健保組合は事業主と連携を図り、加入者の特性にあわせた保健事業を実施し、健康寿命の延伸に貢献してきたと主張。保険者としての役割をより一層強化し、人生100年時代にふさわしい先駆的な取り組みを進めていくとした。

特別企画では、「安心・安全な医療と全世代型社会保障制度への改革」をテーマに、未来研究所臥龍代表理事、兵庫県立大学大学院社会科学研究科特任教授の香取照幸氏を招き講演を行う。


令和6年度 健康保険組合全国大会

【日時】
令和6年10月24日(木)
12時30分~15時00分(予定)


【場所】
東京国際フォーラム・ホールB7(東京都千代田区丸の内3-5-1)
*来場とオンラインによるハイブリッド形式


【テーマ】
現役世代を守るための改革断行を!-2025年を乗り越え、未来につながる皆保険制度に-


【スローガン】
▽皆保険を全世代で支える持続可能な制度の実現
▽医療の効率化に資する医療DXの推進
▽安全・安心で効果的・効率的な医療提供体制の構築
▽健康寿命の延伸につなげる健保組合の役割強化


【大会次第】
①開会の辞
②会長基調演説
③決議
④厚生労働大臣への決議の手交
⑤厚生労働大臣挨拶
⑥政党代表挨拶
⑦特別企画
⑧閉会の辞

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