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健保ニュース 2024年8月合併号

武見厚労相が来賓あいさつ
マイナ保険証 健保組合の尽力に謝意
利用促進へ一層の協力を依頼

武見敬三厚生労働相は7月26日の健保連総会で来賓あいさつした。令和6年12月2日のマイナ保険証を基本とする仕組みの移行に向けた健保組合の尽力に謝意を表明。国が先頭に立ち、あらゆる手段を通じてマイナ保険証の利用促進に取り組む方針を示したうえで、一層の協力を依頼した。他方、高齢化と人口減少が進む社会では、現役世代の負担上昇の抑制を図りつつ、負担能力に応じ全世代で公平に支え合う全世代型社会保障の仕組みを構築することが重要と強調。健保組合の今後の発展を祈念した。(武見厚労相のあいさつ要旨は次のとおり。)




健保組合および健保連の皆さんにおかれては、健康保険制度の中核を担うという大変重要な役割を担っていただいていることに心より御礼申し上げる。

高齢化と人口減少が進む社会にあって、限りある資源を有効に活用しながら、質の高い医療を実現していくためには、医療DXを通じたサービスの効率化・質の向上が不可欠だ。

この医療DXのパスポートであるマイナ保険証について、いよいよ本年12月2日に現行の健康保険証の新規発行が終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行する。

国民の皆さんに安心してマイナ保険証を使っていただくためには、マイナンバーと健康保険の資格情報が正しく紐づいていることが大前提となる。

皆さんにおかれては、これまで資格情報の迅速かつ正確な登録に尽力いただくとともに、マイナ保険証の利用促進に向けた周知・広報に総力を挙げて取り組んでいただいており、この場を借りて改めて感謝申し上げる。

引き続き、より多くの国民の皆さんに自身の薬剤情報や、健診情報を活用した、より良い医療を受けていただけるよう、国が先頭に立ち、医療機関、薬局、保険者の皆さん、経済界などが一体となって、あらゆる手段を通じてマイナ保険証の利用促進に向けた取り組みを進めていく。

ぜひ皆さんにおかれても、加入者の方々への積極的な働きかけを改めて行っていただくなど、マイナ保険証の利用促進に向けて、よりいっそうの協力を賜るよう何卒よろしくお願い申し上げる。

また、高齢化と人口減少が進む社会にあっては、現役世代の負担上昇の抑制を図りつつ、負担能力に応じ、すべての世代で公平に支え合う全世代型社会保障の仕組みを構築することが重要だ。

先の通常国会では、子ども・子育て支援金制度の創設を含む「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律」が成立したが、今後、皆さんともよく相談しながら、こども家庭庁とも緊密に連携して、施行に向けた準備を進めていきたいと考えている。

最後になるが、健保組合および健保連の今後の益々のご発展とご参集の皆さんのご健勝をお祈り申し上げ、私からのあいさつとする。

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