健保ニュース
健保ニュース 2024年5月合併号
NXグループ健保組合が事例報告
マイナ保険証利用率70%へチャレンジ
第2部の事例報告では、被用者保険における取組事例として、NXグループ健保組合の佐竹陽一理事長が、「マイナ保険証利用率70%へのチャレンジ」と題し報告した。
佐竹理事長は、「NXグループ健保組合における今年2月のマイナ保険証利用率は3.7%と非常に低迷している」と問題提起。一方で、NXグループ健保組合のチャレンジ性、デジタルリテラシーの向上、事業主の前向きな健康経営志向から、今年11月のマイナ保険証利用率の目標について、標準目標の50%を大幅に超える70%を設定したと言及した。
マイナ保険証利用率70%を達成するためには、▽健保組合ホームページでのマイナ保険証利用の呼びかけ▽各種書類に利用呼びかけのパンフレットを同封▽新規発行保険証へのマイナちゃんシールの添付─などのプッシュ型の利用促進、啓蒙活動を展開していくと説明。
被保険者に近い健保組合の特性を生かして、「持っていこう!マイナ保険証」、「みんなに話そう!マイナのメリット」を活動主題に、利用活動を展開する考えを示した。
草の根活動として、▽新入社員の入社式でのマイナ保険証のメリットの説明▽安全衛生会議でのマイナ保険証携行の呼びかけ▽マイナ保険証のメリットを理解しにくい被保険者に身近な具体例を説明─などを地道に実施していくと強調。
健保組合は、医療機関、薬局、事業主、厚生労働省、自治体の皆さんとともに、「加入者の皆さんが腹落ちするマイナ保険証の利用」に向けて、役割を真摯にかつ熱意を持って促進活動を継続していくとした。