健保ニュース
健保ニュース 2024年2月下旬号
令和6年度診療報酬改定の概要
本体改定率を個別項目に配分
急性期入院機能分化へ 地域包括医療病棟を新設
令和6年度診療報酬改定は、医療機関や薬局の実質的な経営原資となる技術料本体を0.88%引き上げる。生活習慣病を中心とした管理料、処方箋料等の再編等の効率化・適正化で▲0.25%の財源を捻出する一方、▽医療関係職種について6年度にベア2.5%、7年度に2.0%を実施するための特例対応0.61%▽入院時の食費基準額の引き上げ対応0.06%─に充当。これを除く本体改定率は0.46%(40歳未満の勤務医師等の賃上げ措置分0.28%含む)となり、各科改定率は技術料の割合に応じた配分(医科1.0、歯科1.1、調剤0.3)を踏まえ、医科0.26%、歯科0.29%、調剤0.08%とした。中医協は、社保審医療保険・医療部会の「改定の基本方針」に即し個別項目の内容を設計した。