健保ニュース
健保ニュース 2024年2月下旬号
健保連総会
6年度事業計画など23議案を了承
健保連は15日の総会で、令和6年度の事業計画や交付金交付事業など23議案を審議し、いずれも原案どおり了承した。
6年度事業計画は、①全世代型社会保障構築に向けた改革における主張実現・健保組合への支援策等②優れた保険者機能を発揮できる健保組合方式の維持・発展に向けた支援策の推進③ICT化に関する対応④事業の見直し・新たな事業─を最重点事業項目とした。
高齢者医療制度の見直しや少子化支援金制度等への対応など制度改正の円滑な施行等に向けた健保組合への支援に加え、現役世代の負担軽減につながるさらなる改革に向けた主張・活動を強化する。
さらに、6年12月に予定される現行の健康保険証の廃止に向けた対応や5年5月に成立した「かかりつけ医」の制度・環境の整備に向けた検討に対応。6年度からの第4期医療費適正化計画を踏まえた地域医療構想の推進、医療の重点化・効率化に向けた対応などに取り組む。
主な継続的事業は、▽医療費適正化対策の推進▽効率的・効果的な医療体制の構築に向けた活動と介護報酬の適正化の推進▽保健事業関連施策の推進▽健保組合・健保連に関する情報の発信▽調査研究事業、各種刊行物の発行等および基本統計調査の実施▽交付金交付事業と円滑な組合事業運営の支援▽ICT化に関する対応▽組織強化の推進と効率的な事業運営─の8項目をあげた。