健保ニュース
健保ニュース 2023年1月中旬号
宮永会長が制度改革等にコメント
被用者保険 財政支援の制度化は評価
報酬調整のさらなる拡大を牽制
健保連の宮永俊一会長は12月21日、全世代型社会保障の構築に向けた医療保険制度改革等について、コメントを発表した。前期高齢者納付金の一部に報酬水準に応じた調整が導入され、「健保組合全体では負担増となる」と指摘する一方、被用者保険への支援として円滑化等補助金の拡充に加え、財政支援への制度化が示されたことを評価。そのうえで、「さらなる報酬調整の拡大は断じてあってはならない」との考えを示した。政府に対しては、「現役世代、特に健保組合を取り巻く環境は極めて厳しい状況にあり、負担は限界にある」と訴え、さらなる現役世代の負担軽減につながる改革を強く要望した。