健保ニュース
健保ニュース 2022年9月上旬号
物価高騰に伴う公定価格への影響
自民党厚労部会 対策の検討を申し入れ
自民党の厚生労働部会(牧原秀樹部会長)は8月26日、令和5年度厚労関係予算概算要求ならびに税制改正要望について議論し、部会長一任で了承した。
会議の冒頭あいさつした加藤勝信厚労相は、「年末に向けて、新型コロナウイルス感染症対策、さらには現下の原油価格、物価高騰等への対策など、課題は山積している」との認識を示したうえで、「今回の予算、税制改正の実現に向け力強い後押しをお願いする」と言及し、協力を求めた。
この日の厚労部会では、5年度予算等に関連し、出席議員から、物価高騰に伴う公定価格への影響について、「診療報酬改定を前倒しし、緊急的に対応すべき」等の意見が出た。
牧原部会長は、「公定価格については、物価高騰を単純に価格に転嫁することができないので、極めて深刻な問題と認識している」と重く受け止め、厚労省に対策を検討するよう申し入れたと説明した。
このほか、5年度税制改正要望は、今後、団体ヒアリングを行ったうえで、厚労部会としての要望を取りまとめる意向を示した。