健保ニュース
健保ニュース 2022年5月下旬号
諮問会議が骨太・骨子案を議論
岸田首相 持続可能な社会保障を構築
政府の経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)は16日、6月に策定予定の「骨太の方針2022」に向けて、「経済財政運営と改革の基本方針2022(仮称)」骨子案を議論した。
骨子案は、「第1章 我が国を取り巻く環境変化と日本経済」、「第2章 新しい資本主義に向けた改革」、「第3章 中長期の経済財政運営」、「第4章 当面の経済財政運営と令和5年度予算編成に向けた考え方」の4テーマから構成。
このうち、第3章は、「持続可能な社会保障制度の構築」など5項目を柱立てとした。
岸田首相は、「新しい資本主義の実現に向けた経済財政政策の基本的な方向性をしっかりと示し、そのために必要な取り組みや改革の全体像を的確にまとめたものとすることが重要」と強調し、「政策の基盤となる持続可能な経済財政・社会保障制度の構築に向けた改革の方針を示す」と言及した。
山際大志郎経済再生担当相は、6月の策定に向けて、次回の会議で「骨太の方針2022」の原案を提示する意向を示した。