健保ニュース
健保ニュース 2022年4月上旬号
リフィル処方箋に懸念意見
自民党厚労部会 運用を適切に検証
自民党の厚生労働部会(牧原秀樹部会長)は3月22日、令和4年厚生労働関係の主な制度変更について厚労省から説明を受けた。会合では、4年度診療報酬改定で4月1日から導入される「リフィル処方箋」の運用を懸念する意見が集中し、「リフィル処方箋」で調剤された医薬品をチェックするなど、厚労部会として適切な検証を行っていく意向を示した。
この日の会合では、厚労省が医療や年金などにかかる4年1月、4月、10月の主な制度変更を整理し説明。出席議員からは、4年度診療報酬改定の内容に意見が集中した。
昨年末の4年度政府予算編成の鈴木俊一財務相と後藤茂之厚労相の大臣折衝で導入が合意された「リフィル処方箋」に対し、多数の議員から運用に対する懸念が示され、処方箋様式に「リフィル不可欄」も追加すべきなどの意見があがった。
このほか、4年10月からの「看護職員の処遇改善」についても、対象となる医療機関や看護職員以外のコメディカルへの対応を適切に周知する必要があるとの指摘があった。