健保ニュース
健保ニュース 2022年2月上旬号
1人当たり介護納付金
4年度概算額は8万1948円
厚生労働省は1月17日、40~64歳の介護保険・第2号被保険者にかかる令和4年度の介護納付金の見込み額を、1人当たり年8万1948円(前年度比1815円増)と告示した。
介護納付金の算出方法は、介護給付費と地域支援事業費の合算額に占める2号被保険者の負担率27%分の総額に対して、全2号被保険者数で除して1人当たり負担額を見込む。被用者保険と国保の間では、介護納付金総額をそれぞれの2号被保険者数に応じて費用の持ち分を案分したうえで、被用者保険の負担額については全面総報酬割で算出している。
4年度予算ベースでの介護給付費等(標準給付費等)は12兆7480億円、給付費等の27%相当の介護納付金総額は3兆4419億円、2号被保険者総数は4200万1968人と見込む。
告示では、4年度概算納付金の算定に用いる総報酬割概算負担率を0.01894104、標準給付費等の伸び率を1.20701519、2号被保険者見込数の伸び率を0.99646234と定めた。
また、2年度の2号被保険者1人当たり納付金額は6万8031円と確定した。