健保ニュース 2021年7月下旬号

支払基金・令和3年4月診療分
前年同月比　件数25.2％増、金額15.8％増
健保組合分の確定金額20.6％増

社会保険診療報酬支払基金（神田裕二理事長）は1日、令和3年4月診療分の診療報酬確定件数と確定金額の状況を公表した。4月分の総件数は前年同月比25.2％増の9307万件、総金額は同15.8％増の1兆958億円だった。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う患者の受診控えにより、これまで確定件数、金額ともに前年同月比で減少の傾向が続いていたが、3月診療分に引き続き受診控えの影響が表れ始めた前年同月との比較となったため、件数、金額ともに大きく増加した。

医療機関の稼働日数は、前年と同じ25日。
　制度別の件数は、医療保険7436万件（前年同月比22.6％増）、各法1872万件（同37.0％増）となっている。診療種類別では、医科4897万件（同26.5％増）、歯科1283万件（同33.4％増）、調剤3109万件（同20.3％増）だった。

制度別の金額は、医療保険8745億円（同17.3％増）、各法2213億円（同10.2％増）。診療種類別では、医科7572億円（同17.9％増）、歯科1076億円（同25.9％増）、調剤2127億円（同5.3％増）となっている。

管掌別の金額は、健保組合2993億円（同20.6％増）、協会けんぽ4904億円（同15.2％増）、船員保険15億円（同5.1％増）、共済組合833億円（同18.7％増）だった。