健保ニュース
健保ニュース 2021年6月中旬号
健保連が「骨太方針」反映へ要望
皆保険の維持発展へ 安全で効率的な医療実現
かかりつけ医の推進など提言
健保連は8日、政府の「経済財政運営と改革の基本方針2021(骨太方針2021)」に対する要望をまとめ、公表した。国民皆保険制度の維持・発展のため、「国民が安心できる安全で効率的な医療の実現」と「全世代型社会保障制度の構築に向けた改革」への施策を「骨太方針」、「改革工程表」に反映するよう求めた。「国民が安心できる安全で効率的な医療の実現」は、▽急性期病床の集約による入院医療体制の強化▽国民が身近で信頼できるかかりつけ医の推進▽新型コロナ対応の医療機関の経営支援は公費で対応▽保険給付範囲の見直し等▽リフィル処方の解禁─の5項目、「全世代型社会保障制度の構築に向けた改革」は、▽高齢者医療制度改革▽介護保険制度改革─の2項目を掲げた。地域医療構想や「かかりつけ医」機能の推進のほか、次期制度改革に向け、給付と負担や財源のあり方を総合的に検討する場の設置などを提言した。