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健保ニュース 2021年3月中旬号

財務省推計 3年度国民負担率は44.3%
社会保障負担18.9%

財務省は2月26日、国民所得に占める税と社会保険料の負担割合を示す令和3年度の国民負担率が、前年度から1.8ポイント減少し、44.3%になるとの見通しを公表した。

国民所得に占める国と地方の財政赤字の割合は、前年度から8.1ポイント減の12.2%で、国民負担率に財政赤字を加えた潜在的国民負担率は、同10.0ポイント減の56.5%になると推計した。国民所得は同16.6兆円増の393.6兆円と見込んだ。

国民負担率の内訳は、社会保障負担率が同1.0ポイント減の18.9%、租税負担率が同0.9ポイント減の25.4%(国税15.5%、地方税9.9%)となっている。

経済協力開発機構(OECD)の加盟国37か国中、コロンビアとアイスランドを除く35か国の国民負担率を比較すると、日本(平成30年度実績)は高い方から26番目となる。

諸外国の状況をみると、ルクセンブルク(同100.8%)が最も高く、次いで、フランス(同68.3%)、ベルギー(同64.1%)、デンマーク(同63.0%)、ギリシャ(62.6%)となっている。

国民負担率が最も低い国は、メキシコ(同21.3%)で、次いで、チリ(平成27年度実績24.2%)、米国(平成30年度実績31.8%)、トルコ(平成29年度実績34.5%)、スイス(平成30年度実績36.7%)と続く。

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