健保ニュース 2020年4月下旬号

第206回臨時総会
宮永俊一氏が新会長に就任
新執行部が発足 主張実現へ結束強化
健保連

健保連は15日、新型コロナウイルスの拡散リスク回避の観点から、第206回臨時総会に諮る議案を書面により審議し、任期満了に伴う役員改選で、新会長に宮永俊一氏（三菱重工業取締役会長）を選任した。副会長に東京連合会会長の安田日本興亜健保組合、全国総合健保組合協議会会長の出版健保組合、佐野雅宏氏をそれぞれ再任した。佐野氏は専務理事を兼務する。大阪連合会会長の小笹定典氏は退任した。前会長の大塚陸毅氏と前副会長の小笹氏は健保連の顧問に就任した。高齢者医療費の負担構造改革の実現など次期医療保険制度改革に向けて、新たな執行部のもと健保組合・健保連が結束して要求実現活動を展開する。

健保連本部の役員改選では、宮永新会長を筆頭に、新執行部の体制が決まった。
　常務理事は12健保組合のうち11組合が再任、1組合が新任された。再任組合は北海道農業団体、日本通運、日本製鉄、関東ITソフトウェア、日立、東芝、デンソー、トヨタ自動車、パナソニック、近畿電子産業、川崎重工業。前期の三菱に代わり、新たに東京実業を選任した。本部事務局では常務理事（政策担当）に河本滋史氏を再任した。

理事は特別選任3組合を含む62健保組合と、学識経験理事として、▽総務理事に森岡昭宏氏（本部）▽幸野庄司氏（同）▽田河慶太氏（同）▽鳥海孝治氏（東京連合会専務理事）▽吉田雄彦氏（愛知連合会常務理事）▽川隅正尋氏（大阪連合会専務理事）─をそれぞれ再任するとともに、新たに新井法博氏（広島連合会常任理事）を選任した。本多伸行氏（本部）、棟重卓三氏（同）、大橋秀一氏（大阪中央病院名誉院長）は退任した。

健保連執行部の事務局体制は、佐野副会長兼専務理事が総合企画室を直轄し、河本氏が政策担当として総合企画室・政策部・組合サポート部を所管、森岡氏が総務部を所管するとともに渉外・政策広報、幸野氏が医療・診療報酬、田河氏が医療保険・制度・ICTと大阪中央病院を担当する。

常勤の監事には牧野純二氏に代わり、新たに瀬川雅晶氏が就任。監事（健保組合）にキリンビール、アイシン、大阪自動車整備を選出した。（健保連会長に就任した宮永俊一氏の略歴と新役員の名簿は次のとおり）

▽宮永俊一氏（みやなが・しゅんいち）昭和23年生。47年3月東京大学法学部卒、同年4月三菱重工業入社。平成20年6月取締役常務執行役員、機械・鉄構事業本部長、23年4月取締役、副社長執行役員、社長室長、25年4月取締役社長、26年4月取締役社長、CEO、31年4月取締役会長（現職）。 （主な兼職）税制調査会特別委員、日本経済団体連合会審議員会副議長

健保連・新役員（敬称略）

▽会長＝宮永俊一

▽副会長＝安田日本興亜、出版、佐野雅宏（学識経験理事・専務理事兼任）

▽常務理事＝北海道農業団体、日本通運、東京実業、日本製鉄、関東ITソフトウェア、日立、東芝、デンソー、トヨタ自動車、パナソニック、近畿電子産業、川崎重工業

▽常務理事（本部事務局　政策担当）＝河本滋史（学識経験理事）

▽理事＝北海道電力（北海道）、東北銀行（岩手）、東北電力（宮城）、山形銀行（山形）、東邦銀行（福島）、常陽銀行（茨城）、栃木県トラック（栃木）、サンデン（群馬）、埼玉機械工業（埼玉）、千葉銀行（千葉）、日本電気、日野自動車、安田日本興亜、三菱、日本通運、東京港、東京実業、日本航空、東京金属事業、ヤマトグループ、東京化粧品、日本ユニシス、測量地質、関東ITソフトウェア、日立（以上東京）、日産自動車、富士フイルムグループ、東芝（以上神奈川）、新潟県農業団体（新潟）、TISインテックグループ（富山）、北陸地区信用金庫（石川）、三谷（福井）、エプソン（長野）、ヤマハ（静岡）、デンソー、トヨタ自動車、中部電力（以上愛知）、十六銀行（岐阜）、三重交通（三重）、滋賀銀行（滋賀）、オムロン（京都）、クボタ、パナソニック、日本生命、関西電力、大阪府建築、近畿電子産業（以上大阪）、川崎重工業、神戸製鋼所（以上兵庫）、紀陽銀行（和歌山）、中国銀行（岡山）、中国電力（広島）、西京銀行（山口）、阿波銀行（徳島）、三浦グループ（愛媛）、山九（福岡）、十八銀行（長崎）、大分銀行（大分）、沖縄海邦銀行（沖縄）

▽理事＝（特別選任理事、3組合）北海道農業団体（北海道）、出版、日本製鉄（以上東京）

▽総務理事＝森岡昭宏（学識経験理事）

▽理事＝（学識経験理事）幸野庄司、田河慶太、鳥海孝治（東京連合会専務理事）、吉田雄彦（愛知連合会常務理事）、川隅正尋（大阪連合会専務理事）、新井法博（広島連合会常任理事）

▽監事＝瀬川雅晶（常勤）、キリンビール（東京）、アイシン（愛知）、大阪自動車整備（大阪）