健保ニュース
健保ニュース 2020年3月上旬号
健保連分析
健保組合の平成29年度都道府県別調査
予備群含め男でメタボ4割超が5県
健保連は平成29年度の特定健康診査データを使い、健保組合の40~74歳の被保険者について、メタボリックシンドローム該当者の割合を都道府県別に調べた。男性は鹿児島・宮城・愛媛が高く、岐阜・佐賀・滋賀が低く、最大格差が1.5倍だった。女性は茨城・宮城・和歌山が高く、島根・三重・岐阜が低く、最大格差が2.1倍だった。
メタボ予備群を合わせた割合は、男性で徳島・鹿児島・沖縄・長崎・高知が40%を超え、女性で茨城・宮城・沖縄などが比較的高かった。
肥満、血圧、脂質、血糖のほかに肝機能を加えた5項目それぞれのリスク状況も集計した。
肥満リスク保有者割合は、男性の最高が沖縄の56.7%で最低が岐阜の42.4%、女性の最高が沖縄の29.4%で最低が島根の16.8%だった。
血圧リスク保有者割合は、男性の最高が青森の48.7%で最低が佐賀の31.6%、女性の最高が福島の37.4%で最低が三重の18.6%だった。
LDLコレステロールを除く脂質リスク保有者割合は、男性の最高が高知の35.3%で最低が佐賀の25.0%、女性の最高が茨城の13.0%で最低が島根の7.6%だった。
血糖リスク保有者割合は、男性の最高が島根の53.9%で最低が滋賀の32.4%、女性の最高が茨城の38.0%で最低が山形の16.8%だった。
肝機能リスク保有者割合は、男性の最高が秋田の50.2%で最低が岐阜の35.8%、女性の最高が沖縄の19.2%で最低が岐阜の12.3%だった。