健保ニュース
健保ニュース 2019年10月中旬号
健保連が広報新プロジェクト始動
ツイッター活用
健康保険への意識を喚起
健保連は7日、新たな広報活動として「10万ツイート達成してみんなの声を国会に届けるぞプロジェクト」の発表会を都内のホールで開いた。
主催者を代表してあいさつした森岡昭宏理事は「健保組合のみならず、わが国の健康保険制度が厳しい状況であることを国民の皆さんに知っていただくために本プロジェクトを始動させた」と述べた。
また、少子高齢化に伴う医療費の増大と社会の「支え手」の減少を踏まえ、「団塊の世代が後期高齢者になり始める2022年危機を乗り切り、健康保険制度を維持するためには、こうした形で問題提起し、皆さんに意識してもらわなければならない」と訴えた。
同プロジェクトは、SNSのうち、最も情報の拡散性が高いツイッターで、健康保険への関心を高める広告や動画を配信するとともに、国民の意見を集めて国会に届けるもの。プロジェクトのアンバサダー(大使)として、さまざまなジャンルのタレントやキャラクターを起用することでプロジェクトの認知度を向上させ、関連ツイートを10万件以上集め、健康保険に対する国民の関心の高さを国政にアピールするのが狙いだ。
プロジェクトは12月中の国政への提出までの期間を予定している。
発表会では、プロジェクトの趣旨を伝える動画の放映や、アンバサダーを務めるお笑いタレントのカンニング竹山さん、サッカー解説者の松木安太郎さん、ユーチューバーの古川優香さんの3氏による「10割負担の未来絵図」と題したトークセッションが行われた。
竹山さんは「健康保険制度は、国民全員で支えるもの。1人ひとりが冷静に考えなければならない」とプロジェクトへの参加を呼びかけた。
また、松木さんは「国民がすこやかな毎日を送れるよう、10万、20万とツイート数を増やし、より多くの声を届けたい」と話した。
古川さんは「医療費の負担増は、買い物が好きな若い世代にとっても(買い物に使えるお金が減るという)身近な問題。健康保険をなくさないために、自身のSNSを通じて若い世代に呼びかけたい」と話した。
PRする左から松木さん、竹山さん、古川さん