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2016年4月上旬号

全国総合健保組合協議会は3月25日、定例総会を開き、28年度の事業計画や収支予算を決定した。冒頭あいさつした山川副会長は、会員組合の28年度予算の集計結果を踏まえ、高齢者拠出金が財政を圧迫していると指摘。持続可能で公平な制度改革を訴えた。

第3期医療費適正化基本方針を告示

厚生労働省は3月31日、30年度から6年間を対象とする「第3期医療費適正化基本方針」を告示した。後発医薬品の数量割合「80%以上」を数値目標に追加した一方、平均在院日数の短縮を目標から除外した。同方針にもとづいて都道府県が策定する適正化計画には入院と外来の医療費目標も記載する予定で、具体的な目標の算定方法を今夏に示す。

898億円の赤字を計上─28年度全総協予算

全国総合健保組合協議会は3月25日の定例総会で、会員244組合の28年度予算概要を報告した。会員組合全体の経常収支差引額は898億円の赤字で、12年連続の赤字となった。平均保険料率は9.7%となり、協会けんぽの全国平均保険料率10%以上の組合が全体の4割を占めた。

療養費制度の運用改善へ検討開始─医療保険部会専門委

社会保障審議会・医療保険部会は3月29日、▽柔道整復▽あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう▽治療用装具─の分野別専門委員会を開催し、療養費制度の運用改善に向けた作業に着手した。不適切な請求を防止するため、支給基準の明確化や指導・監督の強化などを検討する。

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