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2015年5月下旬号
健保連の白川修二副会長は、22日の参院厚生労働委員会に参考人として出席し、医療保険制度改革関連法案に対し意見陳述した。白川副会長は法案について、「評価できる部分も多い」と述べる一方、後期支援金の全面総報酬割の導入で生じる国費の大半を国保の財政支援に投入することを問題視。前期納付金の負担軽減に活用すべきと主張した。
高齢者医療の負担構造改革を要望─白川副会長
健保連の白川修二副会長は22日の参院厚生労働委員会で意見陳述し、今回の医療保険制度改革法案に含まれていない重要事項として▽高齢者医療費の負担構造改革▽医療費適正化の推進─の2点を要望。皆保険制度維持のため、「直ちに必要かつ適切な措置をとる」ことを強く訴えた。
医療保険制度改革関連法案が参院審議入り
医療保険制度改革関連法案は14日、参院厚生労働委員会で実質審議入りした。13日の参院本会議で塩崎恭久厚労相は、高齢者医療への拠出金負担が重い被用者保険者に対し、29年度から700億円を充てる負担軽減措置について、施行後も財源確保に努力すると明言した。
財政健全化計画策定へ議論を本格化─政府・与党
政府・与党は、6月末の財政健全化計画の策定をめざし、議論を本格化した。経済財政諮問会議や自民党の財政再建に関する特命委員会は、32年度に基礎的財政収支を黒字化する目標に向け、高齢化を上回る社会保障給付の増加に歯止めをかける必要があると指摘している。