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2014年10月中旬号
塩崎恭久厚生労働相は10日、医療介護改革推進本部の初会合であいさつし、次期医療保険制度改革法案について、11月上旬をメドに「省としての一定の考え方を取りまとめたい」と発言。国民の理解促進へ関係者と協議し、制度改革に向けた枠組みを整える考えを示した。
支援金見直しで健保組合に一層の負担増─厚労省案
厚生労働省は6日の社保審・医療保険部会に、被用者保険間の後期高齢者支援金の負担方法を全面総報酬割とする案を提示した。これに伴い、前期高齢者にかかる後期支援金は、総報酬割に加え、前期高齢者の加入率も加味し、健保組合に一層の負担増を課す案も示した。
厚労省の医療介護改革推進本部が初会合
厚生労働省は10日、塩崎恭久厚生労働相を本部長とする「医療介護改革推進本部」を設置し、初会合を開いた。地域包括ケアシステムの構築や次期医療保険制度改革に向けて、国民の理解促進や関係者との協議などに部局横断的に取り組む。
24年度国民医療費は過去最高の39.2兆円
厚生労働省は8日、24年度の国民医療費を公表した。国民医療費の総額は前年度比1.6%増の39兆2117億円、1人当たり医療費は1.9%増の30万7500円で、6年連続で過去最高を更新した。医療費の伸びが1%台に鈍化したことについて、同省は受診延べ日数や人口の減少が影響したと分析した。