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2014年8月合併号
社保審・医療保険部会は7月24日、27年の医療保険制度改革に向けた議論を一巡した。9月以降、2巡目の議論に入り、国保制度改革や被用者保険の全面総報酬割など、年末に向けて制度改革の具体案を詰める。
議論一巡し「主な意見」を確認─医療保険部会
社会保障審議会・医療保険部会は7月24日、27年の医療保険制度改革に向け、4月以降の審議状況を整理した「主な意見」を確認。被用者保険間の後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入により不要となる国費の使途について、被用者保険と国保の関係者の対立意見を併記するなど、秋以降の本格的な改革論議の争点となることを印象づけている。
27年度予算の概算要求基準を閣議了解
政府は7月25日の閣議で、27年度予算の概算要求基準を了解した。社会保障費の自然増8300億円の上積みを容認する一方、歳出の合理化・効率化に取り組み、成長戦略などに重点配分する。来年10月の消費税率引き上げに伴う社会保障の充実は概算要求に反映せず、年末までの検討事項とした。
総合確保方針の議論を開始─医療介護総合確保促進会議
厚生労働省の医療介護総合確保促進会議は7月25日、初会合を開いた。医療介護総合確保推進法に則し、効率的で質の高い医療提供体制と地域包括ケアシステムを構築するための「総合確保方針」の策定に向けた議論を行い、9月上旬をメドに決定・告示する。