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2013年 2月下旬号
健保連は15日の総会で、25年度の事業計画や一般会計収支予算、各特別会計収支予算など15議案を審議し、原案どおり承認、決定した。平井会長は社会保障と税の一体改革への対応や健保組合の保険者機能強化・充実の支援など、山積する課題に対峙していく決意を示した。
健保組合の保険者機能充実を支援―平井会長
健保連の平井会長は15日の総会であいさつし、将来の医療費適正化につながる保健事業を「健保組合の生命線」と位置づけ、保険者機能の充実・拡大を最大限支援すると約束。当面の課題である協会けんぽ特例支援措置の継続には、断固反対の姿勢で臨む考えを表明した。
参院選前に社会保障改革の方向性―安倍首相
安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、自民、公明、民主3党実務者と社会保障制度改革国民会議が並行し議論している社会保障制度改革について、「参院選挙後に先送りしようとは考えていない」と述べ、今夏の参院選を前に一定の方向性を示す考えを明らかにした。
国民会議が経済・労働4団体から意見聴取
社会保障制度改革国民会議は19日、社会保障制度全般について、日本経団連、経済同友会、日本商工会議所、連合の4団体から意見聴取した。経済3団体は、医療制度改革を重視し、保険料負担の増大に危機感を表明。社会保障給付の重点化・効率化を要請した。
保険外併用療養などが検討候補―規制改革会議
政府の規制改革会議は15日、6月をメドに策定する新成長戦略への反映をめざし、規制改革施策の議論を開始。「健康・医療」など4WGの設置を決定した。各WGの検討項目は2月中に開く次回会合で決める。健康・医療分野は▽保険外併用療養の範囲拡大▽レセプト等医療データの利活用促進▽介護事業の効率化―などが論点となる見通しだ。