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2012年 2月上旬号
健保連は1月27日の理事会で、24年度の健保連事業計画案および一般会計予算案、各種特別会計予算案を了承した。2月の総会に諮り正式決定する。事業計画案は、一体改革に対する的確な対応、保険者機能強化のための支援と連帯の強化を最重点事業に掲げた。
一体改革へ戦略的な活動―健保連・平井会長
健保連の平井克彦会長は、1月27日の理事会で、社会保障・税一体改革関連法案の国会審議が予定される今年を「健保組合・健保連の将来を決める重要な年になるかもしれない」と指摘。これまで以上に戦略的な活動が必要になると述べ、具体的な改革内容や実施時期の明示に取り組む考えを示した。
再診料は据え置きで決着―中医協
中医協は1日の総会で、24年度の診療報酬改定項目を決定した。終盤の議論で焦点となった再診料の引き上げの是非は、69点に据え置くことで決着。一方、同一医療機関で同日の再診料は、現在、算定可能な初回の診療科に加え、2つ目の診療科も評価することを決めた。
処遇改善加算を新設―介護報酬改定を了承答申
社保審介護給付費分科会は1月25日、24年度介護報酬改定の答申をまとめた。改定率はプラス1.2%で、在宅分1%、施設分0.2%の配分。焦点となった処遇改善は、24~26年度の経過的な措置として、介護職員処遇改善交付金相当分の「介護職員処遇改善加算」を新設する。
最高10.16%、最低9.85%―協会けんぽ保険料率
全国健保協会運営委員会は1月27日、24年度の協会けんぽ全国平均保険料率10.00%への引き上げと、都道府県単位保険料率を了承した。県別保険料率の最高は10.16%、最低は9.85%で、格差は0.31%に拡大する。厚労相の認可を経て正式決定し、3月から適用する。激変緩和調整率は「10分の2.5」に設定した。