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2010年 9月下旬号
23年度の平均保険料率9.57%―協会けんぽ試算
全国健保協会は、23年度の協会けんぽの平均保険料率を試算し、15日の運営委員会に提出した。医療費の伸びや標準報酬の鈍化を背景に9.53%への引き上げが必要とし、今年度に続く大幅な引き上げを予想した。政策的な給付費増を見込むと9.57%に達する。健保協会は、保険料率の上昇を抑制するため国庫補助率を20%に引き上げるよう要望している。
厚生労働大臣に細川律夫氏―菅改造内閣が発足
菅改造内閣が17日発足し、厚生労働大臣に細川律夫氏が就任した。細川厚労相は初登庁後、記者クラブであいさつし、「厚労省の仕事は幅も広く、深さもあり、困難も多いが、進めていくことが大事だ」と指摘。また、「政務3役はもちろん職員と一体となって厚労行政にあたりたい」と述べた。
医療費未収金回収は60万円超―保険者徴収基準
厚労省は、医療機関に代わり保険者が被保険者の一部負担金の未収金を回収できる「保険者徴収」制度の実施基準を定め、13日付、国保関係者を対象に通知した。同制度の対象とする未収金額は60万円超とし、健保組合も同様の取り扱いとする。
総量規制の緩和が焦点に―介護保険部会
社保審・介護保険部会は17日、次期制度改正に向けて、「保険者の果たすべき役割」を議論した。介護サービスの総量規制の緩和が焦点となったが、保険者代表の委員は、想定外の施設の参入を招き、給付費が膨らむことなどを懸念し緩和の方向に反対した。