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2010年 8月合併号

厚労省が新制度の「中間まとめ案」―高齢者医療改革会議

 厚労省は7月23日の高齢者医療制度改革会議に「中間とりまとめ案」を提出した。現行制度を廃止し、高齢者は被用者保険か国保のいずれかに加入する仕組みを骨格とした。国保の高齢者は都道府県単位の財政運営とし広域化を進める。公費や費用負担のあり方などは「引き続き検討」とし、多くの課題を残している。

社会保障費の自然増を容認―23年度予算概算要求基準

 政府は7月27日、「平成23年度予算の概算要求組替え基準」を決定し、年金、医療などの自然増分1.25兆円(医療0.5兆円、年金0.3兆円など)の要求を認めた。また、政権政策に充てる特別枠を設け各省一律の経費削減により1兆円超の財源を捻出する。

組合財政に危機感を表明―東京連合会総会

 健保連東京連合会は7月30日、第167回総会を開催した。布施会長は、健保組合財政に危機感を表明し、健保組合の実態を事業主や加入者に、きめ細かく説明する必要があるとの認識を示した。また、高齢者医療制度改革に向けて「健保組合・健保連の考え方を主張していくことが必要だ」と述べた。

介護保険改正へ検討事項を確認―社保審・介護保険部会

 社会保障審議会・介護保険部会は7月26日、介護保険制度の見直しに向けた検討事項と審議日程を確認した。30日の会合は、「給付のあり方(施設、住まい)」をテーマに議論し、介護保険施設の機能のあり方などを論点とした。

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