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イキイキごはん

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・調理師・ティーコーディネーターの楠本 薫先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.51

ふっくらヘルシー アジと豆腐のハンバーグ

アジは初夏が旬。脂がよく乗る時期ですが、他の青魚に比べると低脂質なのが特徴です。今回はひと手間かけて、食べ応えがあってヘルシーな豆腐ハンバーグを作ります。

アジは三枚におろしたものを用意し、食感が良くなるよう、丁寧に皮と骨を取り除きましょう。包丁でたたいてミンチ状にしたら、他の材料とよく混ぜ合わせます。

青魚の脂は、血流を良くし、コレステロール値の上昇を抑えるなどの働きがあるDHA・EPAが豊富。カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含んでいます。豆腐は高たんぱくかつカルシウム豊富なので、組み合わせはバッチリ。絹ごしや充てんより、カルシウム含有量が多い木綿豆腐がおすすめです。

付け合わせのツナマヨネーズ和えは、切り干し大根を加えることで噛み応えがあり満腹感がアップ。生のダイコンよりカルシウム・ビタミン・鉄などを多く含み、食物繊維も豊富なので、栄養価の面でもボリュームアップな一品です。

1人分240kcal、塩分2.4g

アジ 1尾(3枚おろし・正味150gほど)
木綿豆腐(水切り済み) 75g
白ネギ(みじん切り) 20g
ショウガ(みじん切り) 3g
味噌 大さじ1/2 
酒 小さじ1
溶き卵 15g
サラダ油・片栗粉 各小さじ2

A
だし 75㏄
みりん、酒、濃口しょうゆ 各大さじ1

ショウガ汁 小さじ1
水溶き片栗粉 片栗粉小さじ1と1/2、水大さじ1
大葉(千切り) 2枚
  • アジの皮を取り除く。
  • アジの骨を除き、包丁で身を適度に刻み、たたいてミンチ状にする。
  • ミンチをボウルに入れ、味噌、酒、片栗粉、溶き卵を加えてよく練る。白ネギ、ショウガを加えて、豆腐を崩しながら混ぜ合わせる。
  • 2つに分けて小判型に成形する。
  • フライパンにサラダ油を入れて中火強で熱し、④を入れて、軽く焼き色が付くまで強火で焼き裏返す。ひと呼吸置いて火を弱めてふたをして、3分蒸し焼きにして、裏返してさらに3分焼く。もう一度ひっくり返して、火を消してふたをしたまま1~2分置く。
  • 小鍋にAを全て入れて、ひと煮立ちさせる。水溶き片栗粉を適量加えて、とろみを固めに付け、ショウガ汁を回し入れる。
  • 皿に盛り付け⑥をかける。上に大葉を乗せ、トマトなどの野菜を添える。
POINT
ハンバーグはまず強火で、香ばしく焼き色を付けるのがポイント。その後は弱火でじっくり蒸し焼きにして、ふっくらとした食感に仕上げましょう。

1人分92kcal、塩分1.1g

切り干し大根(乾・水で戻し済み) 15g
キュウリ 1本
ツナ 35g
玉ネギ(みじん切り) 5g
塩 小さじ1/8
黒こしょう 適量
マヨネーズ 大さじ2
  • キュウリは千切りにして、軽く塩もみ(分量外小さじ1/4)する。
  • ボウルにツナを入れて、水気を切った切り干し大根と①のキュウリ、玉ネギを加え、マヨネーズ、塩、黒こしょうで味を調える。

楠本 薫

楠本 薫(管理栄養士・調理師・ティーコーディネーター)

2003年より兵庫県西宮市甲東園で料理教室CookingCafé(クッキングカフェ)を主宰。
専門学校などで栄養学・食品学などの非常勤講師も務める。
教室では味噌・こんにゃくなど食品加工から、家庭料理、各国料理、お菓子まで、家庭で気軽に作れるレシピを心掛け、幅広い内容で教室を開催している。
イギリスの文化が好きで、中でも紅茶・紅茶に合うお菓子作りに深く興味を持つ。教室立ち上げ当初より紅茶教室も開講してきたが、2021年よりTea Mitten(ティーミトン)というスコーン中心の焼き菓子販売のお店を立ち上げ、通信販売も始めている。

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