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イキイキごはん

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・調理師・ティーコーディネーターの楠本 薫先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.50

コロンと楽しく愛らしいスコッチエッグで元気に!

新生活のリズムに慣れつつも、気温が上がり、疲れを感じることが増え始める5月。今回は「完全栄養食」といわれる卵の力を借りましょう。食物繊維とビタミンC以外の、人に必要とされる栄養素が満遍なく含まれ、必須アミノ酸のバランスもバッチリ。効率よくタンパク質が合成され、健康な体が維持できます。

ひき肉を使用した揚げ物なのでカロリーが気になるところですが、サニーレタスなどの野菜を添えれば食物繊維も取れ、見た目も楽しい一皿に。

また、サラダのグリーンアスパラガスに含まれるアスパラギン酸も、新陳代謝を促し、タンパク質の合成を助けるので、疲労回復や滋養強壮に役立ちます。

豆野菜のサヤインゲンやスナップエンドウは、ビタミンCやビタミンB1などを含み、緑黄色野菜の一種なのでβカロテンも豊富です。ビタミンCとともに抗酸化作用が期待され、美肌づくりや免疫力アップにおすすめです。

1人分634kcal、塩分2.6g

卵(M) 2個
合いびき肉 240g
玉ネギ(みじん切り) 40g
サラダ油 小さじ1/2

A
粉チーズ 小さじ2/3
とんかつソース 小さじ2/3
塩 小さじ1/3
こしょう・ナツメグ 少々
生パン粉 大さじ3
溶き卵 30g

薄力粉・溶き卵・生パン粉・揚げ油 各適量

B
デミグラスソース 大さじ4
ケチャップ・赤ワイン 各大さじ1
ブイヨンスープ 大さじ2
ブラックペッパー 少々
  • 鍋に水と卵を入れて火にかけ、沸騰後9分ゆでて、ゆで卵を作る。
  • フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、玉ネギを中火でさっと炒める。
  • ボウルに冷ました②を入れ、Aを加えて軽く混ぜ合わせる。
  • ③に合いびき肉を加えて、粘りが出るまでよく混ぜる。
  • ④のタネを2等分して平たく広げ、殻をむいたゆで卵を均一に包む。
  • 薄力粉、溶き卵、生パン粉の順で衣を付ける。
  • 低温(160〜170℃)の揚げ油を用意し、⑥をそっと入れ、回転させながら全体がきつね色になるまで7~8分かけて揚げる。
  • Bの材料を全て鍋に入れ、沸騰させる。中火で煮詰めてとろみが付いたら火から下ろす。
  • スコッチエッグを半分に切って盛り付け、ソースを添える。
POINT
卵からタネが剥がれないよう軽く密着させ、火の通りのことも考えて、均一になるよう包みましょう。

1人分126kcal、塩分0.6g

グリーンアスパラガス 2本
スナップエンドウ 4さや
サヤインゲン 4本
マカロニ 20g
アンチョビフィレ 1枚
粉チーズ 少々

A
ニンニク(すりおろし)・ブラックペッパー 各少々
オリーブ油 大さじ1と1/3
リンゴ酢 大さじ1
塩 小さじ1/8
  • グリーンアスパラガスは下の1cm部分を切り、皮のかたい部分は削ぎ、2~3cmに切る。スナップエンドウの筋・へた、サヤインゲンのへたを取る。
  • 鍋に湯を沸かし塩(分量外)を加えて、サヤインゲンを2分ゆでる。1分たったらスナップエンドウを入れ、さらに30秒後にグリーンアスパラガスを入れてゆでる。冷水にさらし水気を切る。
  • スナップエンドウは2~3等分、サヤインゲンは4~6等分のそれぞれ斜め切りにする。
  • 別の鍋に湯を沸かし、1ℓに対して小さじ1の塩(分量外)を加え、指定通りの分数でマカロニをゆで、ザルに取り上げる。
  • アンチョビフィレをみじん切りにして、Aと一緒にボウルに入れてよく混ぜ合わせる。
  • 野菜とマカロニを加えて和えて、器に盛り、粉チーズを振りかける。

楠本 薫

楠本 薫(管理栄養士・調理師・ティーコーディネーター)

2003年より兵庫県西宮市甲東園で料理教室CookingCafé(クッキングカフェ)を主宰。
専門学校などで栄養学・食品学などの非常勤講師も務める。
教室では味噌・こんにゃくなど食品加工から、家庭料理、各国料理、お菓子まで、家庭で気軽に作れるレシピを心掛け、幅広い内容で教室を開催している。
イギリスの文化が好きで、中でも紅茶・紅茶に合うお菓子作りに深く興味を持つ。教室立ち上げ当初より紅茶教室も開講してきたが、2021年よりTea Mitten(ティーミトン)というスコーン中心の焼き菓子販売のお店を立ち上げ、通信販売も始めている。

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